Nature ハイライト

幹細胞:骨髄環境を単一細胞レベルで特徴付ける

Nature 569, 7755

骨髄微小環境は血液幹細胞の維持とストレスへの応答に重要である。その複雑性はよく認識されているが、完全に解明されているわけではない。I Aifantisたちは今回、単一細胞を基盤とする手法を用いて、マウスにおける血液幹細胞ニッチの血管細胞集団、血管周囲細胞集団、骨芽細胞集団を調べた。その結果、高レベルの細胞不均一性があることが明らかになり、造血調節因子の供給源が示された。ストレス条件下では、このニッチのリモデリングが起こり、血液の出力が調節されることが分かった。緊急時造血で観察される骨髄系細胞系譜への偏りが、骨髄ニッチの内皮細胞集団の1つにおけるNotchリガンドDll4の発現低下と関連していることが明らかになった。

2019年5月9日号の Nature ハイライト

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