Nature ハイライト

地球水文学:人為的な河川系の改変によって劇的に減少した自由に流れる河川の数

Nature 569, 7755

ブラジルのアラグアイア川の分岐点。左に伸びているのがその支流であるココ川。
ブラジルのアラグアイア川の分岐点。左に伸びているのがその支流であるココ川。 | 拡大する

Credit: Day's Edge Productions / WWF-US

ダムや貯水池などの人為的な改変によって河川が変化してきたことはよく知られているが、世界の河川のどの程度が人為的な改変の影響を受けていないままなのかについてはよく分かっていない。今回G Grillたちは、河川分断化の程度、流量調節、堆積物フラックス、消費水量、地域のインフラストラクチャーを総合的に評価している。こうした計量から、長さが1000 kmを超える河川のうち、自由に流れている河川はわずか3分の1であることが見いだされた。流路を全く妨げられていない河川が存在するのは、地球の最遠隔地である北極域、アマゾン川流域、コンゴ川流域だけである。

2019年5月9日号の Nature ハイライト

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