Nature ハイライト

化学生物学: メチオニン部位でのタンパク質官能基化

Nature 562, 7728

システインやリシンなどの求核性残基での選択的なタンパク質共役反応には数多くの方法が報告されている。一方、メチオニンは、別のさまざまなタンパク質官能基化を可能にするかもしれないが、現在利用できる方法の選択肢はほとんどない。今回M Gauntたちは、超原子価ヨウ素試薬を用いてメチオニン部位で選択的な生体共役反応を起こす方法を報告している。この過程では、ジアゾエステルと結合したスルホニウム種が形成され、次にこの種が、さらなる誘導体化の反応性中間体として機能し得る。可視光による光触媒反応を用いれば、ジアゾ基を還元してタンパク質複合体の安定性を高めることも、さらに反応を続けることもできる。これによって、天然生体分子から多様なタンパク質複合体の形成が可能になる。

Letter p.563
doi: 10.1038/s41586-018-0608-y | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年10月25日号の Nature ハイライト

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