Nature ハイライト

Cover Story: 変わり身の早い材料:1秒とかからずに形状を変化させる磁性ソフトマテリアル

Nature 558, 7709

今回開発された三次元(3D)変形ソフトマテリアルの1つで、クモに似た六脚構造を持つ「MIT Spiderlike Grabber」の変形後の形状。
今回開発された三次元(3D)変形ソフトマテリアルの1つで、クモに似た六脚構造を持つ「MIT Spiderlike Grabber」の変形後の形状。 | 拡大する

Credit: Yoonho Kim & Xuanhe Zhao

さまざまな刺激に応答して三次元(3D)形状を切り替えられるソフトマテリアルは、ロボティクス、エレクトロニクス、生物医学などの分野で利用できる可能性がある。しかし、そうした変化は遅く、形状の変化が完了するのに数分かかることがある。今回X Zhaoたちは、磁場の影響下で1秒とかからずに急速かつ可逆的に変化するソフトマテリアルを作る手法を提示している。著者たちは、3D印刷を用いてシリコーンゴムマトリックス内にネオジム–鉄–ホウ素強磁性微粒子を埋め込んで配向させた。そして、印刷中に微粒子の向きを制御することによって、印刷物体のさまざまな領域に特定の形状変化をプログラムし、回転、跳躍、物体の捕捉などのさまざまな動きができる材料を作製している。

Letter p.274
doi: 10.1038/s41586-018-0185-0 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年6月14日号の Nature ハイライト

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