Nature ハイライト

腫瘍生物学: がん細胞におけるEMTと転移

Nature 556, 7702

がん細胞で起こる上皮間葉転換(EMT)という過程は、転移に関係するとされているが、いまだ議論がある。EMTの判定は、上皮系マーカーと間葉系マーカーの発現に基づいてなされている。今回C Blanpainたちは、マウスの腫瘍細胞で多数の細胞表面マーカーのスクリーニングを行い、EMTはいくつかの移行状態を経て起こり、それぞれの状態に特異的なマーカーが関連することを明らかにしている。興味深いことに、最も間葉系に近い腫瘍細胞の亜集団が、最も高い転移能を持つわけではなく、高い転移能は移行のより初期の状態にある集団に特徴的であった。これらの知見は、転移のプログレッションの基盤となる細胞の可塑性について、新たな手掛かりとなる。

News & Views p.442
doi: 10.1038/d41586-018-04403-x | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.463
doi: 10.1038/s41586-018-0040-3 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年4月26日号の Nature ハイライト

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