Nature ハイライト

システム生物学: 増殖中の微生物をモデル化する

Nature 551, 7678

トップダウンの手法による細菌増殖のモデル化は、ボトムアップ型のシステム生物学につきものであるパラメーターの激増問題を回避できるが、トップダウンの手法はこれまで、定常状態の条件に限られていた。今回T Hwaたちは、まず実験的に栄養の増加や減少に伴う新たな動的変数として「翻訳活性」を明らかにし、次に全体的な増殖遷移の動態を単一の微分方程式で捉えることで、「資源配分」理論を動的な領域へと拡張している。この手法では、無数に存在する代謝反応や調節反応に関する動的パラメーターを知る必要がなく、抗生物質への応答からバイオフィルム形成、生態学的動態、がんのプログレッションまで、幅広い動的な適応過程のモデル化に使用することができる。

Letter p.119
doi: 10.1038/nature24299 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年11月2日号の Nature ハイライト

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