Nature ハイライト

植物科学: 硝酸イオンによる根や地上部へのシグナル伝達ブックマーク

Nature 545, 7654

植物では、栄養関連シグナルが遺伝子発現や代謝、そして究極的には生長に影響を与えるが、これらのシグナルと遺伝子発現とを結び付ける分子的な構成要素の多くはまだ明らかにされていない。今回J Sheenたちは、Ca2+センサープロテインキナーゼ(CPK)が、硝酸イオンに応答して下流の応答を調整するマスター調節因子として機能することを報告している。具体的には、CPKは転写因子のNLP(NIN-like protein)をリン酸化することで、他の転写因子や輸送体、硝酸代謝を調節するタンパク質をコードする遺伝子などを再プログラム化する。こうした経路は硝酸イオンによって誘導される地上部の生長や根系の確立に必須である。

Article p.311
doi: 10.1038/nature22077 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年5月18日号の Nature ハイライト

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