Nature ハイライト

微生物学: グラム陰性細菌における低分子蓄積の規則

Nature 545, 7654

大腸菌の走査型電子顕微鏡画像。
大腸菌の走査型電子顕微鏡画像。 | 拡大する

Credit: Science Photo Library / Getty Images

ほとんどの低分子はグラム陰性細菌の外膜を通過してその細胞内に蓄積することができないため、グラム陰性病原体を標的とする新規薬物の発見は困難なものになっている。今回、P Hergenrotherたちは、化学的に多様な低分子群を調べることにより、グラム陰性細菌である大腸菌(Escherichia coli)内での低分子蓄積に必要な物理化学的特性を明らかにしている。最も蓄積されやすい低分子はアミンを1つ含み、両親媒性かつ剛性が高く、球状性が低いことが分かった。彼らは次に、この基準を適用して、グラム陽性細菌のみを標的とする化合物を、複数のグラム陰性病原体に活性を持つ広域抗生物質に転換した。

Article p.299
doi: 10.1038/nature22308 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年5月18日号の Nature ハイライト

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