Nature ハイライト

感染症: 乾季の蚊はどこへ?

Nature 516, 7531

乾季のサヘル地域(2012年3月8日撮影)。
乾季のサヘル地域(2012年3月8日撮影)。 | 拡大する

Credit: Drs. Adama Dao, Alpha S. Yaro, and Tovi Lehmann

アフリカのサヘル地域では、マラリアを媒介する蚊は乾季に姿を消すが、雨が降ると突如として出現する。1年の半分を占める乾季にこれらの蚊がどんな行動を取っているのかは、長いこと謎であった。今回T Lehmannたちは、蚊の密度を丸5年にわたって調べ、主要な3種のマラリア媒介蚊の個体群動態に存在する季節的パターンを明らかにし、それらを用いて乾季の行動を推定した。2種(Anopheles arabiensisA. gambiae s.s.)の動態は長距離移動と整合し、もう1種(A. coluzzii)の動態は乾季の成体の休眠(夏眠)と整合している。これらの自然史的な知見は、依然として大きな公衆衛生上の課題となっているマラリア対策を根本から改善するための機会をもたらす。

News & Views p.334
doi: 10.1038/nature14073 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.387
doi: 10.1038/nature13987 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月18日号の Nature ハイライト

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