Nature ハイライト

材料科学: マルチフェロイック性を2段階で使う

Nature 516, 7531

マルチフェロイック材料の魅力は、電場を使ってその磁気特性を制御できることである。しかし、実用化に関しては問題がある。熱力学の議論から、技術的に最も望ましい形の磁化スイッチング、すなわち完全な180°反転は禁止されるとされているのだ。今回、J Heronたちは理論と実験により、根本的なように見えるこの障害はスイッチング過程の動力学を考慮すれば解決できることを示している。具体的には、部分的なスイッチング事象を2段階に分けて連続して使えば、完全な磁化反転を電気的に誘起できることを実証したのである。この結果は、磁気電気スイッチングを操作して、技術的に有用な、ナノメートルスケールの低エネルギー消費、不揮発性の磁気エレクトロニクスを実現する方法を示唆している。

News & Views p.337
doi: 10.1038/516337a | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.370
doi: 10.1038/nature14004 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月18日号の Nature ハイライト

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