Nature ハイライト

生化学: 神経疾患へのAUTS2の関与

Nature 516, 7531

発生期に遺伝子抑制を維持するポリコームグループタンパク質は、異なる酵素活性を持つ2つの主要な複合体(PRC1とPRC2)からなっている。PRC1複合体の中には、神経疾患でしばしば破壊されているAUTS2(autism susceptibility candidate 2)と結合するものがある。今回D Reinbergたちは、意外にもAUTS2がPRC1に転写活性化機能を付与し、PRC1–AUTS2複合体が神経関連遺伝子を調節することを見いだした。マウス中枢神経系でAuts2遺伝子座を欠失させると、発生異常が生じた。AUTS2は、脳が正常に発生するためのPRC1活性の調節に重要な役割を担っていると考えられる。

Article p.349
doi: 10.1038/nature13921 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月18日号の Nature ハイライト

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