Nature ハイライト

微生物学: 頼りになる腸内ウイルス

Nature 516, 7529

ヒトの腸内共生細菌が生理機能や健康に重要な影響を及ぼしていることは、現在広く認識されている。これに対し、真核生物を宿主とするウイルスと哺乳類宿主の関係についてはほとんど研究されていない。今回、腸内微生物相に属するウイルスが、ヒトの腸内常在菌と同様に、宿主に有益な影響を及ぼして共生関係を築けることが示された。K Cadwellたちは、腸に感染するマウスノロウイルス(MNV)のさまざまな株をマウスに持続感染させると、腸の形態やリンパ球の異常を回復できることを明らかにしている。さらに、感染や化学物質による腸管損傷モデルでは、抗生物質投与によって生じた有害な影響が、MNV感染によって解消された。

News & Views p.42
doi: 10.1038/nature13938 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.94
doi: 10.1038/nature13960 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月4日号の Nature ハイライト

プライバシーマーク制度