Nature ハイライト

神経科学: うつ病におけるβカテニンの役割

Nature 516, 7529

転写調節因子のβカテニンは、うつ病などの神経精神疾患に関係するといわれている。E Nestlerたちは今回、マウスで、脳の重要な報酬系領域である側坐核に存在するD2タイプの中型有棘ニューロンのβカテニンが、ストレスへのレジリエンス(精神的回復力)に関与していることを示した。うつ病患者の死後脳組織や、慢性ストレスにさらされたマウスの脳では、βカテニンの転写活性が低下している。著者たちはまた、Dicer1がβカテニンの重要な標的遺伝子の1つで、レジリエンスの調節に関与していることを突き止め、成熟した脳で働くマイクロRNAプロセシング過程に対する新規な調節機構の存在を示している。

News & Views p.45
doi: 10.1038/nature13942 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.51
doi: 10.1038/nature13976 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月4日号の Nature ハイライト

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