Nature ハイライト

構造生物学:ヒトの可溶性グアニル酸シクラーゼの構造と機能についての知見

Nature 574, 7777

ヒト可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)は一酸化窒素(NO)受容体である。今回、完全長のこの酵素について、不活性な状態とNOによって活性化された状態の近原子分解能でのクライオ(極低温)電子顕微鏡構造が、L Chenたちによって明らかにされた。NOシグナル伝達がうまく機能しないと、ヒトのさまざまな疾患に結び付くので、活性な状態のsGCの構造と機能について新たに得られたこの知見は、NOシグナル伝達を標的とする創薬を促進すると期待される。

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