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考古学:先史時代の育児

Nature 574, 7777

後期青銅器時代(紀元前1200〜紀元前800年)の哺乳瓶。
後期青銅器時代(紀元前1200〜紀元前800年)の哺乳瓶。 | 拡大する

Credit: Katharina Rebay-Salisbury

今回、ドイツ・バイエルン州の青銅器時代と鉄器時代の乳児の墓から出土した小型の飲み口付きの土器3点には、かつて反芻動物の乳が入れられており、場合によっては粥状の肉も少量混ぜられていた可能性があることが明らかになった。この研究は、先史時代の乳児に食餌を与えるため、または離乳のために用いられていた食品の種類に関する直接的な証拠をもたらすものである。調べた器のうち2点は、バイエルン州の前期鉄器時代の墓地から出土したもので、年代は紀元前800~紀元前450年と推定されている。第3の器は後期青銅器時代(同じくバイエルン州)のもので、推定年代は紀元前1200~紀元前800年である。乳児に食餌を与えるために用いられていた可能のある器で最古のものは、5000年以上前の新石器時代までさかのぼる。

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