Nature ハイライト

量子物理学:量子エラー訂正法に大きな進展

Nature 519, 7541

量子状態は、脆弱で破壊されやすい。これは、量子計算における主要な障害である。量子エラー訂正法は、環境が誘発する量子エラーを見つけて訂正することによって、この問題を緩和できる。今回、超伝導キュービット系における量子エラー訂正法のいくつかの側面が実証されている。著者たちは、量子非破壊測定を繰り返し行うことで、ビットフリップエラーを追跡しエラー率を低くすることができた。系の大きさを5キュービットから9キュービットへと大きくすると、エラー率がさらに改善され、コード複雑性を高めると忠実度が高くなることが実証された。量子エラー訂正法をかなり大きな量子コンピューターに適用できるようにするには、さらに多くの開発がまだ必要であるが、今回の成果はこの方向性での重要な一歩である。

2015年3月5日号の Nature ハイライト

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