Nature ハイライト

神経科学:動く前の脳活動

Nature 519, 7541

多くの動物種で、運動の始まる前に運動皮質や運動前野の神経活動が高まることが観察されている。この活動は、これから起こる運動の方向に対し非特異的な傾向があり、これが運動信号とどう関連しているのか分かっていなかった。今回K Svobodaたちは、マウスの前外側運動皮質内のニューロンが運動計画にどう寄与しているかを分析し、自らの機能的反応に対応した独特の結合を持つ独特のニューロン群があることを明らかにした。つまり、下流脳領域に投射するニューロン群は、他の皮質標的に投射するニューロン群に比べて、次に起こる運動の方向に対し選択性が高いのである。これらの結果は、行動中に測定される複雑なニューロン応答が、それぞれが属する回路構成の状況の中でどう解釈されるべきかをはっきりと示している。

2015年3月5日号の Nature ハイライト

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