Nature ハイライト

幹細胞: 代謝と腸の再生ブックマーク

Nature 543, 7645

小腸陰窩は生涯にわたって再生する。これは陰窩の底部に位置する自己再生する幹細胞のおかげである。分化したパネート細胞は、これらの幹細胞の再生能を調節するシグナル伝達分子群を供給する。代謝が陰窩の自己再生にどのような影響を与えるかは詳細に研究されてない。今回B Burgeringたちは、腸幹細胞の代謝要求はミトコンドリア活性に依存しているが、パネート細胞は、幹細胞の酸化的代謝に必要な乳酸を解糖により供給していることを示す。これによってp38 MAPキナーゼが活性化され、成熟した陰窩の再生が確実に行われる。これらの知見から、特定の小腸細胞の代謝は、幹細胞機能を支えるために重要な役割を果たしていると考えられる。

Letter p.424
doi: 10.1038/nature21673 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年3月16日号の Nature ハイライト

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