Nature ハイライト

Cover Story: 危機に瀕するサンゴ礁:20年間にわたる調査で明らかになった、サンゴの白化の壊滅的な広がり

Nature 543, 7645

グレートバリアリーフ北部の白化が進んだサンゴ礁の様子(2016年3月に航空機から撮影)。
グレートバリアリーフ北部の白化が進んだサンゴ礁の様子(2016年3月に航空機から撮影)。 | 拡大する

Credit: Terry Hughes, ARC Centre of Excellence for Coral Reef Studies

表紙は、2016年にグレートバリアリーフ北部で撮影された白化したサンゴの画像。今回、T Hughesたちの研究によって、過去20年間に起きた複数のサンゴ白化事象の分布を累積すると、グレートバリアリーフのほぼ全域に広がることが明らかになった。2016年の白化事象は最も深刻で、個々のサンゴ礁の91%が影響を受けていた。著者たちは、航空機観測および水中観測のデータと、衛星観測による海面水温のデータとを組み合わせて用い、繰り返すサンゴの大規模白化事象における地理的分布の変化を評価した。今回の結果は、気候変動がグレートバリアリーフに及ぼす影響の深刻さを明らかにしており、著者たちは、サンゴ礁の未来を守るには、世界規模の速やかな行動が必要であると主張している。

News & Views p.323
doi: 10.1038/543323a | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.373
doi: 10.1038/nature21707 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年3月16日号の Nature ハイライト

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