Nature ハイライト

進化生物学:古い生物の新しい歯

Nature 539, 7628

子どもの乳歯が脱落するとき、抜け落ちるのは歯冠で、歯根は吸収される。こうした吸収型の歯の脱落は、我々の遠い祖先に当たる硬骨魚類の全てに見られる原始的なパターンであるらしいことが今回示された。P Ahlbergたちは、4億2400万年前のステム群硬骨魚類アンドレオレピスの一種Andreolepis hedeiの歯列について三次元構造を明らかにし、換歯に関する新たな情報を得た。その結果、アンドレオレピスの歯の脱落は、基部組織の吸収によって起こっていたことが分かった。これは、この現象が確認された最古の例で、硬骨魚類の原始的な換歯様式である可能性がある。

2016年11月10日号の Nature ハイライト

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