Nature ハイライト

構造生物学: 塩素イオンチャネルの構造

Nature 516, 7530

2つのCa2+依存性塩素イオンチャネルのX線結晶構造が解明された。これは、この種のチャネルの構造に関する最初の報告である。J Brunnerたちは、脂質二重層の2つの層間での脂質の受動的な動きを触媒する膜タンパク質である脂質スクランブラーゼを結晶化した。その構造から、膜を横切る親水性の空洞が脂質二重層に露出していることが分かった。触媒作用はここで起こっている可能性が高い。一方、V Dicksonたちはベストロフィン1を結晶化した。このファミリーのタンパク質では、細胞内Ca2+濃度の上昇に応じて、陰イオン選択性の小孔が開く。構造から、五量体である膜貫通性チャネルの細胞質側の領域にCa2+が結合することが示され、小孔の長さは95 Åで、少なくとも15の異なる陰イオン結合部位が存在することが明らかになった。

Article p.207
doi: 10.1038/nature13984 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.213
doi: 10.1038/nature13913 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月11日号の Nature ハイライト

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