Nature ハイライト

細胞生物学: MapZが細胞分裂タンパク質FtsZを導く

Nature 516, 7530

多くの細菌では、細胞分裂装置の細胞中央への正確な配置は、Min系により制御されている。細胞分裂装置は保存されたチューブリンホモログFtsZにより形成されるリングなどからなり、Min系は細胞極でのFtsZの重合を阻害する。しかし、病原性細菌の肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)には、この系が存在していない。今回、C Grangeasseたちは、肺炎連鎖球菌で働く配置機構を明らかにした。この機構ではMapZ(mid-cell anchored protein Z)に依存して細胞赤道面でリング構造が形成される。このリング構造は、細胞の伸長とともに分かれていき、分裂部位の恒久的な標識として働く。MapZはFtsZと相互作用し、分裂のためにZリングを配置する。

News & Views p.175
doi: 10.1038/nature14071 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.259
doi: 10.1038/nature13966 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2014年12月11日号の Nature ハイライト

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