Nature ハイライト

宇宙:一番近い銀河までの正確な距離

Nature 495, 7439

食連星系の恒星の物理的性質は、2つの天体間の緊密な相互作用があるために正確に決定することができ、こうした系からやってくる光の揺らぎを常時観測することによって、銀河系外の正確な距離測定が可能となる。今回この方法を使って、我々に最も近い銀河である大マゼラン雲(LMC)の距離がこれまでで最も正確に決定された。この較正手法に特に適した、長周期の晩期型食連星系8個のデータから、我々からLMCまでの距離が、2.2%の精度でほぼ49.97キロパーセクであることが示された。LMCまでの距離は、ハッブル定数決定のための基本的に重要な要素であり、宇宙の膨張速度を測る重要な物差しとなる。

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