Nature ハイライト

宇宙:静かなる太陽

Nature 471, 7336

静かなる太陽
静かなる太陽 | 拡大する

Credit: NASA/Goddard/SDO-AIA/JAXA/Hinode-XRT; Artistic rendering: Cygnus-Kolkata/William T. Bridgman; Conceptualization and simulation data: Dibyendu Nandy, Andres Munoz-Jaramillo and Petrus C.H. Martens

太陽黒点活動の科学的な記録は1755年に始まり、ほぼ11年を周期とする太陽磁気活動は現在、24回目の周期に入っている。今のところ、太陽は非常に活動的だが、黒点活動の第23周期に生じた最近の活動極小期には、黒点のない日数が予想外に多かった。これは、ほぼ100年間で前例がないほどであり、放射エネルギー出力(放射照度)が非常に低く、また宇宙線フラックスが高かったなどの際立った特徴が見られた。Nandyたちは、運動学的ダイナモシミュレーションを使って、この異例な太陽活動極小期の原因と思われる事象を説明している。活動周期の前半では高速な太陽プラズマ流、後半ではそれに続くより低速なプラズマ流を想定すると、第23黒点周期の活動極小期の特徴がどちらも再現されることがわかった。

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