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大気科学:雷の針状構造

Nature 568, 7752

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Credit: Design Pics / Corey Hochachka / Getty Images

雷は、なじみ深いがほとんど解明されていない自然現象である。オランダの電波望遠鏡LOFAR(低周波干渉計)は、かつてない時空間的分解能で雷事象を三次元観測できる。今回、負ではなく正に帯電した雷プラズマチャネルに付随する針状の構造的特徴が発見された。この構造によって、なぜ正と負の2つのチャネルが全く異なる振る舞いをするのか、またその根底にある放電過程とどのように関係しているのかが説明される可能性がある。

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