Nature ハイライト

物性物理学: ワイル軌道に沿った量子化ホール伝導率

Nature 565, 7739

K von Klitzingは1985年、二次元電子系の厳密に量子化されたホール伝導率(量子ホール効果)の発見でノーベル賞を受賞した。量子ホール現象とトポロジカルベリー曲率には関連があるため、トポロジカル物質の台頭とともに、量子ホール現象への関心が高まっている。F Xiuたちは今回、磁場下にあるCd3As2ナノ構造体のワイル軌道に基づく新型の量子ホール効果の存在を示す証拠を報告している。彼らは、ワイル軌道が、表面のフェルミアークだけでなく、Cd3As2のバルクを通るカイラルランダウ準位からもなるため、量子ホール輸送が試料の厚さによって変化することを実証している。この効果は、従来型の二次元量子ホール効果の範疇を超えるものであり、量子ホール物理とトポロジカル特性の間の相互作用を示すもう1つの例となる。

Letter p.331
doi: 10.1038/s41586-018-0798-3 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2019年1月17日号の Nature ハイライト

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