Nature ハイライト

天体物理学: クエーサーの中心部を見る

Nature 563, 7733

超大質量ブラックホール近傍の高速運動によって広がった輝線は、クエーサーの特徴である。これまでの観測では空間分解能が不十分であったため、こうした運動が(内側または外側への)全体運動に起因するのか、軌道運動するガス雲に起因するのかを決定するのは難しかった。今回E Sturmたちは、クエーサー3C 273を10−5秒角の分解能で近赤外観測した結果を報告している。この分解能は、光源の距離に対して0.03パーセクに相当する。広輝線の領域は、質量が太陽の3 × 108倍のブラックホールを軌道運動している、重力により束縛された物質の厚い円盤から生じており、その半径は150光日であると示唆された。

News & Views p.636
doi: 10.1038/d41586-018-07538-z | 日本語要約 | Full Text | PDF
Letter p.657
doi: 10.1038/s41586-018-0731-9 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年11月29日号の Nature ハイライト

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