Nature ハイライト

生化学: オキセタノシンAの生合成ブックマーク

Nature 544, 7650

オキセタノシンA(OXT-A)とオキセタン環を含むその誘導体は、DNAウイルスの強力な阻害剤であり、抗腫瘍活性や抗菌活性も持っている。オキセタンは化学的に合成することができるが、酸素を含むこうした四員環が天然でどのように形成されるのかは知られていなかった。今回、OXT-Aの生合成経路の概要が示され、B12依存性S-アデノシルメチオニン(SAM)ラジカル酵素であるOxsBが関わっていることが明らかになった。OxsBはAMPからの特殊な環縮小反応を触媒する。OxsBの結晶構造は、約7000もの種類があるB12依存性SAM酵素として初めて決定されたものであり、この構造から、B12と鉄–硫黄クラスターが活性部位にどのように収まっているかが明らかになった。

Article p.322
doi: 10.1038/nature21689 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年4月20日号の Nature ハイライト

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