Nature ハイライト

古生態学: 熱水噴出孔に存在した初期生命ブックマーク

Nature 543, 7643

今回、管状および糸状の微化石が見いだされた、カナダ・ケベック州ヌブアギトゥク表成岩帯の赤鉄鉱チャートの団塊。
今回、管状および糸状の微化石が見いだされた、カナダ・ケベック州ヌブアギトゥク表成岩帯の赤鉄鉱チャートの団塊。 | 拡大する

Credit: Dominic Papineau

海底の熱水噴出孔は、地球上における最初期の、生物が生息可能な環境の1つであったと考えられている。今回M Doddたちは、少なくとも37億7000万年前の熱水噴出孔の内部および周囲に見られる生命の痕跡と推定されるものが、地球最古の生命の証拠である可能性を示唆している。カナダ・ケベック州北部に由来する碧玉および炭酸塩岩には、糸状微生物の存在を示すと考えられる構造体が保存されており、こうした構造体には赤鉄鉱からなる管状のものも含まれていた。これらの管状構造体は、今回のものよりはるかに新しい堆積岩中で発見されている微生物活動を示す形態を保持している。

Article p.60
doi: 10.1038/nature21377 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年3月2日号の Nature ハイライト

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