Nature ハイライト

Cover Story: 接続を作る:マウス新皮質の減ったニューロンを移植ニューロンで補充

Nature 539, 7628

成体マウスの脳に移植された胎仔ニューロン(赤色)が、成体のニューロン(黒色)と接続してホストの神経ネットワークに組み込まれる様子。
成体マウスの脳に移植された胎仔ニューロン(赤色)が、成体のニューロン(黒色)と接続してホストの神経ネットワークに組み込まれる様子。 | 拡大する

Credit: Sofia Grade

表紙は、ニューロンが相互に結合している状況と、その中の損傷を受けたニューロンを描いたイラスト。哺乳類成体では脳新皮質のニューロン再生能力は極めて限られている。そのため、脳損傷後の修復を促進するために取り得る戦略の1つに、移植胎仔ニューロンの使用がある。しかし、移植されたニューロンが、成体環境中でどの程度まで発達し、すでに完成した脳回路中に組み込まれるのかは分かっていない。今回、2光子顕微鏡法と単シナプス追跡法を用いて、成体マウスの視覚皮質に移植された胎仔ニューロンが、そこで成熟し、4~8週以内に成体ニューロン様の性質を獲得して、適切な入力を受けて刺激選択的な感覚応答を行うことが示された。

Article p.248
doi: 10.1038/nature20113 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2016年11月10日号の Nature ハイライト

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