Nature ハイライト

神経科学:皮質興奮性ネットワークのコネクトミクス

Nature 532, 7599

大脳皮質ネットワークの構造と機能の関連を探求するため、W Leeたちは今回、マウス一次視覚野に、2光子カルシウム画像化法と電子顕微鏡法とを組み合わせて適用した。その結果、2/3層のニューロンはサブネットワークを構築しており、類似した方位選択性を持つ錐体細胞同士が優先的にシナプスを形成し、類似した方向同調性を持つニューロンはより大きいシナプスを形成することが分かった。この研究は、機能的コネクトミクスが、皮質ネットワークの構成ロジックを研究する上での強力な方法になることを例証している。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度