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免疫:食細胞での活性酸素種産生

Nature 509, 7499

ロイシンリッチリピート構造を持つタンパク質で、これまで性質が分かっていなかったNRROS(negative regulator of reactive oxygen species)が、小胞体で食作用に関わるNADPHオキシダーゼを調節していることが分かった。この働きによって、NRROSは炎症過程で組織が副次的に損傷を受けるのを防止している。NRROSを欠損するマウスは活性酸素種の濃度が上昇するために、侵入してくる大腸菌(Escherichia coli)やリステリア菌(Listeria monocytogenes)などの細菌の増殖を抑止する能力が強化される。だが、同時に中枢神経系が酸化による組織損傷を受けるため、こうしたマウスは重症の実験的自己免疫性脳脊髄炎を発症する。

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