Nature ハイライト

生化学:抗アミロイド薬の設計

Nature 475, 7354

アルツハイマー病などのアミロイド病は、本来ならば可溶性のタンパク質が、枝分かれのない長く伸びたタンパク質凝集体であるアミロイド繊維へと変化することと結びつけられている。この病原性アミロイド繊維の形成を阻害する薬は、特異性さえ十分高ければ治療薬として役立つ可能性がある。Sieversたちは、アミロイド繊維の一部の既知の原子構造を鋳型として、構造に基づくコンピューター支援設計を行って、アミロイド繊維の形成を遅らせるD-アミノ酸ペプチドを作製した。

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