Nature ハイライト

生態:海洋の最上位捕食者の追跡調査

Nature 475, 7354

「海洋生物のセンサス」と名付けられた共同研究の一環として10年にわたって行われた「太平洋における捕食者のタギング(TOPP)」の野外研究プロジェクトでは、海洋生物23種に関する電子タグ追跡データが収集されてきた。この情報から、捕食者の分布ホットスポット、採餌移動パターン、および大型海洋捕食者の回遊経路が明らかになった。また、最上位捕食者による環境の利用が予測可能なものであることがわかり、巨大な海洋生態系を空間的に管理するための基盤が得られた。今回得られた重要な知見の1つは、北米大陸西沿岸の安定的な海洋学的条件により、外洋に自然が保たれている海域が生み出されており、そこで大型捕食者が比較的擾乱を受けずに生活していることである。

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