Nature ハイライト

生化学:エネルギー代謝におけるAMPK

Nature 472, 7342

AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)は細胞のエネルギー代謝の調節に重要な役割を担っており、細胞内ATPレベルの低下に反応して、エネルギー生産経路を活性化し、エネルギー消費経路を阻害する。今回、ADPがAMPKを脱リン酸化から保護することで、AMPKの活性調節にかかわっていることが明らかにされた。また、キナーゼドメインを含む活性なAMPKの結晶構造が決定され、AMPとADPがAMPKの活性を調節する仕組みについてのモデルが提案された。

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