Nature ハイライト

細胞:マイクロRNAはメッセンジャーを狙い撃つ

Nature 466, 7308

マイクロRNAは広く存在する短い非コードRNAで、遺伝子の発現を調節しており、メッセンジャーRNA(mRNA)量とタンパク質量の両方に影響を及ぼすことが知られている。しかし、タンパク質の産生はmRNAの存在に依存しているため、マイクロRNAがmRNA切断と翻訳抑制という2つの機序に、どのくらいの比率で関与しているのかを解明するのは、これまで困難であった。D Bartelたちは、この2種類の機序を分離し、予想に反して、マイクロRNAが標的mRNAの翻訳阻害というよりは、mRNAの不安定化によって主に作用していることを明らかにした。この結果は、これまでのさまざまな研究成果に対する再評価が必要であることを示唆している。

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