Nature ハイライト 細胞:微小管の対称性 2010年8月12日 Nature 466, 7308 微小管は細胞骨格の重要な成分の1つで、in vivoでは普通、γチューブリン複合体でできたコアの周りに13本のプロトフィラメントが集まって構成される。この厳密に決まった配置がどのように制御されているのかは、まだわかっていない。微小管の核となる広く保存されたコアのγチューブリン小型複合体(γ-TuSC)の高次構造が、低温電子顕微鏡を用いて決定された。出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeから単離されたこの複合体の構造は、γ-TuSCの働きによりチューブリンの13回対称構造が作られる仕組みを知る手がかりとなる。 2010年8月12日号の Nature ハイライト 細胞:2種類の細胞が作り出す幹細胞ニッチ 細胞:マイクロRNAはメッセンジャーを狙い撃つ 物理:磁気画像化 気候:雲をシミュレートする 地球:現在の始原的火山活動 行動進化学:懲罰の段取り 脳:不安の遺伝因子 医学:がんに関連する突然変異 生理:発生シグナルによる心臓電流のパターン化 細胞:微小管の対称性 目次へ戻る