Nature ハイライト

宇宙:地球に衝突する小惑星と隕石は別物

Nature 454, 7206

地球の近傍にある小惑星について新たに分光測定を行った結果から、予想されるように、それらの組成は概して、地表に落下してくる最も一般的な隕石である普通コンドライトに似ていることが明らかになった。しかし、組成分布は予想外のものであった。地球に衝突する可能性の最も高いものを含めた近地球小惑星の約3分の2は、LL型コンドライトとして知られている隕石の一種と一致しているのだが、LL型コンドライトは地球に落下する全隕石の8%でしかない。これは、小惑星帯内縁に隕石の起源があることを表しているのかもしれない。この場所は、フローラ族の母天体が壊れてできた小惑星が大部分を占めている。主小惑星帯から地球軌道近傍への物質輸送に、大きさに依存する過程がかかわっているとすれば説明がつきそうだ。

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