Nature ハイライト

Cover Story:輝きの源:超高輝度超新星の中核で起きている極限の物理現象

Nature 651, 8105

マグネターの周囲で降着円盤が歳差運動しながら回転する様子を描いたイメージ画像。
マグネターの周囲で降着円盤が歳差運動しながら回転する様子を描いたイメージ画像。 | 拡大する

Joseph Farah and Curtis McCully

超高輝度超新星は通常の超新星より少なくとも10倍明るいが、これらの現象を何が駆動しているのかについて、天文学者は長らく手掛かりを得られずにいた。今週号ではJ Farahたちが、超新星爆発によって形成される強い磁場を持つ中性子星であるマグネターが、超高輝度超新星の駆動力であることを裏付けている。研究者たちは、地球から10億光年以上離れた超高輝度超新星から放出されている光を解析した。そして、超新星の新しいモデルを用いることで、高速回転するマグネターがこの超新星の中心に存在すること、また、超新星の噴出物へと投入される膨大なエネルギーが超高輝度の原因であることを突き止めた。マグネターの周囲を降着物質の円盤が回転し(表紙画像)、この降着円盤がアインシュタインの一般相対性理論が予言する効果によって「揺れ動く」結果、投入されるエネルギーの量が変動する。これによって、地球から観測される超新星の明るさにおける特異な増減が説明される。

2026年3月12日号の Nature ハイライト

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