Nature ハイライト

地球:プレートテクトニクスの最も初期の徴候

Nature 442, 7102

Nature7月13日号のNews Featureでは、プレートテクトニクスの年代についての論争が取り上げられた。今日の世界はプレートテクトニクスによってできあがったが、プレートテクトニクスがいつ始まったのかは、地質学者たちの間で意見が分かれている問題である。今週号でMoyenたちは、プレートテクトニクスの存在自体が問われる時代である30億年前から、沈み込み過程(プレートテクトニクスでの重要な要素)が存在したことを、証拠を挙げて強く主張している。この主張を裏づける証拠は、南アフリカのバーバートン・グリーンストーン帯の始生代山脈地帯で、32億年前に高圧低温の変成が起きたことを示す徴候が見つかったことだ。始生代中期にこの種の活動が存在したことをはっきりと示す証拠は、これが初めてである。

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