Nature ハイライト

がん遺伝学:がんにおける染色体外DNA

Nature 575, 7784

がんでは、染色体外DNA(ecDNA)上でのがん遺伝子の増幅が広く見られる。P Mischelたちは今回、画像化法と塩基配列解読法を統合することでecDNAの構造を解明し、環状アンプリコンを見いだしている。がん遺伝子の発現上昇は、ecDNA上でのコピー数増加と相関があった。ecDNAクロマチンは、接近可能性が高くて長距離接触が多く、これらもがん遺伝子の発現上昇に関与している可能性がある。

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