Research Press Release
大気中に追加されたオゾン層破壊化合物
Nature Geoscience
2014年3月10日
1960年代に新たな4種類のオゾン層破壊物質が大気中に出現したとの報告が、オンライン版に掲載される。これら化合物の放出量は小さいが、これはオゾン層破壊物質の放出を止めることを目的とした国際条約であるモントリオール議定書の背後にある意図とは全く逆である。
Johannes Laubeたちは、タスマニアで収集された空気試料とグリーンランドで深部で圧密された雪より抽出された空気試料の組成を検証した。彼らは、空気試料中に、3種類の新しいフロン化合物と1種類の新しい代替フロン化合物を同定した。 これらはかつてさまざまな家庭用電気器具に普通に使われていた、大気上層のオゾンを破壊する人工的な物質である。著者たちは、4種類の化合物は全て1960年代に大気中に現れ始め、それ以来、これらの化合物のうちの2種類は大気中の濃度が増加し続けていることを示している。
doi:10.1038/ngeo2109
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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