2020年1月創刊
投稿受付を開始!
Nature Food では、食品の生産、加工、流通、消費において、人間と地球の健康に役立つあらゆる局面に関する研究論文とReview、Commentを掲載します。
最新Research

COVID-19パンデミック中の穀物の輸出規制は多くの低・中所得国に食料不足のリスクをもたらす
Grain export restrictions during COVID-19 risk food insecurity in many low- and middle-income countries
掲載
COVID-19と蝗害は国際的な農業サプライチェーンを脅かしている。今回、コムギ、コメ、トウモロコシの貿易に及ぼす影響をモデル化したところ、貿易制限によって食品価格の高騰と局地的な食料不足が生じる可能性があることが明らかになった。

世界的な土地収奪(ランドラッシュ)による炭素排出と排出緩和の可能性
Carbon emissions from the global land rush and potential mitigation
掲載
大規模な土地売買は農業集約化を促進できるが、社会的、環境的な悪影響を伴う可能性がある。売買された土地を大規模農場に転換した場合の炭素排出量は最大で2.26 Gtに達し、その大半はアフリカと東南アジア、ラテンアメリカ、オセアニアからのものと推定される。本稿では緩和戦略についても論じる。
著者インタビュー

軽量化トレーサビリティシステム: 持続可能な食料供給ネットワーク
掲載論文について、投稿ジャーナル選定、論文掲載後の反響、自身の研究をどのようにアウトリーチしていくか等お聞きしました。
Mobile-based traceability system for sustainable food supply networks
コレクション

飢餓を終わらせるための持続可能な解決策
2020年10月
効果的な農業介入は、飢餓を終わらせるための持続可能な解決策を見いだすという取り組みを促進することができる。本コレクションでは、2030年までに飢餓ゼロを実現するための介入策ではどの分野への支出を優先させるべきか、Ceres2030チームによる根拠に基づいた推奨事項を紹介する。

植物のマイクロバイオーム
2020年10月
国連総会は植物の健康について理解し守るため、また植物の健康が生態系の健康や食料安全保障、人間の健康で重要な役割を担っていることを周知するため、2020年を国際植物防疫年とすると宣言した。植物がすみかを提供している多様な微生物群集は、植物の根や葉圏、根圏、内圏に共生す...
Nature Food注目のハイライト
Meet the editor

編集長に聞く
世界食料デー (World Food Day)を祝って、編集長のAnne Mullenに、自身のバックグラウンド、インスピレーション、そしてNature Food が今後の世界的な食糧問題にどのように取り組むかについて聞きました。