Nature Astronomy

天文学コミュニティーのための Nature 関連誌として、オンライン限定ジャーナルNature Astronomy を2017年1月に創刊しました。

Nature Astronomy は、天文学、宇宙物理学、惑星科学の最先端の重要な研究論文、レビュー論文、解説を掲載することにより主要な天文学関係領域を代表し、各領域間の緊密な相互作用を促す、真に学際的なジャーナルです。

コレクション

高速電波バースト

2018年10月

高速電波バーストは非常に高エネルギーで、起源はよくわかっていないが、おそらく宇宙論的であると考えられている散発的な電波信号である。このNature Astronomy のコレクションは、高速電波バーストの発見者である Duncan Lorimer による展望や、テーマに沿った概説、そして急速に進展するこの分野に関するコメントと議論をまとめている。

開発を手助けする天文学

2018年7月

天文学は必要とされるところで、開発を実現しようとする力をもっている。天文学者や工学者、技術者、それに熟練したスタッフの専門家グループは、地域への継続的な経済および教育上の刺激をもたらすことができる。

その他の「コレクション」

最新Research

高速電波バースト研究の10年

A decade of fast radio bursts

掲載

最初の高速電波バースト(FRB)は2007年に発見され、その後10年間で25個以上が発見された。現在の状況は、主として電波観測機器により、爆発的な発見の一歩手前にある。この分野のパイオニアの一人であるD Lorimerが、FRBの研究の草創期を概説する。

高速電波バーストの将来

The future of fast radio burst science

掲載

高速電波バースト(FRB)天文学の次の10年がASKAPやCHIMEなどの新たに稼働している観測施設による数十個の新たなFRBの検出で幕を開けた。今後の期待と、新しい観測施設がもたらすであろう発見について、Evan Keaneが述べる。

おすすめのコンテンツ

その他の「おすすめのコンテンツ」

著者インタビュー

大質量星の進化の一端をとらえる — 原始星円盤からアウトフローの噴出を観測

廣田 朋也氏

冬の夜空に燦然(さんぜん)と輝くオリオン座。その三つ星ベルトの下にぼんやりと見えるのがオリオン大星雲だ。地球から約1400光年にあり、「星の生まれる場所」として有名である。その中にある赤外線天体KL領域の電波源I(アイ)は、太陽の8.7倍程度の質量を持つ大質量原始星だ。このほど、国立天文台、九州大学、山口大学などの共同研究チームが、この原始星を取り囲む円盤から、ガスが回転しながら噴出していることを確認した。中小質量星では原始星からジェットが回転しながら噴出する現象はこれまでにも観測されていたが、今回、大質量星でアウトフローがはっきりと回転しながら噴出していることが観測されたことは、非常に意義深い。研究の中心となった国立天文台水沢VLBI観測所の廣田朋也さんにお話を伺った。

冥王星のクジラ模様は、衛星形成時のジャイアント・インパクトの痕跡だった

玄田 英典氏、関根 康人氏

かつては太陽系の第9惑星とされた準惑星「冥王星」。2015年、米国航空宇宙局(NASA)の探査機ニューホライズンズが冥王星に最接近した際に撮影した、表面の褐色のクジラ模様と白いハート模様の鮮明な画像は、世界の研究者を驚かせた。冥王星の表面に氷の火山や氷河だけでなく、多様な物質や地形の存在が確認されたからだ。この褐色のクジラ模様は、どうしてできたのか。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻准教授、関根康人さんと、東京工業大学地球生命研究所特任准教授の玄田英典さんらは、巨大な天体が冥王星に衝突する「ジャイアント・インパクト」(巨大天体衝突)によって衛星「カロン」が形成された時の痕跡であることを突き止めた。ジャイアント・インパクトが改めて惑星、衛星の形成に重要な役割を示す成果で、Nature Astronomy 2月号に掲載された。2人に研究のきっかけ、苦労した点、成果の意義、今後の研究の方向性などについて聞いた。

全文翻訳記事

太陽系の過去のピースを持ち帰る

掲載

小惑星探査機「はやぶさ2」のミッションでは、小惑星リュウグウに到達後、遠隔測定装置や、着陸機、ローバーを用いて探査するだけでなく、表面物質を採取して地球に持ち帰り、その組成を分析する予定だ。この計画について、Elizabeth Taskerが解説する。

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