Nature

Cover Story: 沸き立つ太陽:太陽表面の不安定性が、かつてないほど詳細に捉えられた

Nature 656, 8128 (2026年8月20日)

表紙は、これまでに撮影された中で最も詳細な太陽表面の画像である。D KuridzeとF Woegerたちがダニエル・K・イノウエ太陽望遠鏡を用いて撮影したこの画像は、太陽大気を構成する薄い層である光球におけるダイナミクスの一瞬を捉えている。光球ではプラズマが透明になり、光が太陽の外へ脱出できる。研究チームは今週号で、この観測結果を解析し、太陽表面が帯状および渦状の構造によって支配されているように見えると指摘している。著者たちはこれらの構造を、ケルビン–ヘルムホルツ不安定性と関連付けた。ケルビン–ヘルムホルツ不安定性とは、2つの流体が異なる速度ですれ違うように流れる際に形成される波状構造である。この不安定性は太陽表面に存在すると長く考えられてきたが、これほど多数の不安定性が、これほど詳細に観測されたのは今回が初めてである。これにより、太陽の磁気活動領域を研究する新たな道が開かれる可能性がある。

今週の目次とハイライト The Nature Top Ten バックナンバー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

その他のイベント

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