Nature

Natureの表紙

Cover Story: 海鳥が仕掛けるわな:ネズミの侵入による海鳥個体数の減少は熱帯サンゴ礁の生態系に悪影響を及ぼす

Nature 559, 7713 (2018年7月12日)

表紙は、中央インド洋のチャゴス諸島にに生息する海鳥の1種アカアシカツオドリ(Sula sula)の写真である。今回N Grahamたちは、こうした海鳥の糞は、島の動植物相に戻るだけでなく、隣接するサンゴ礁生態系に流れ込んで、サンゴ礁に生息する魚類の生産力と機能を向上させることを示している。彼らは、ネズミが多く生息している島では、海鳥の数、ひいては栄養塩類の堆積量が激減していることも明らかにした。著者たちは、海洋島のネズミを根絶すれば、均衡が戻る可能性があり、最終的にサンゴ礁の回復力の向上に役立つと示唆している。

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

“ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

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