Nature

Cover Story: 界面の制御:粒界が明確なナノ結晶を合成するための4つの原則

Nature 577, 7790 (2020年1月16日)

ナノ結晶材料の多くの特性が、粒界と呼ばれる表面の欠陥、つまり構造内の個々の微結晶(結晶粒)の間の界面の影響を受ける。結晶粒のサイズ、形状、配向のばらつきが大きいため、こうした欠陥がどのように材料の特性に影響を及ぼすかを解明するのは難しい。今回T Hyeonたちは、粒界が均一な多粒ナノ結晶の合成法を実証している。彼らは、Co3O4ナノキューブ結晶の各面におけるMn3O4シェルの成長を制御することで、今回の手法を実証した(表紙は、合成された構造を示している)。さらに著者たちは、粒界を制御したさまざまな多粒ナノ結晶の作製が可能になると思われる4つの設計原理を特定し、欠陥の影響を調べる新たな道を開いている。

今週の目次とハイライト

The Nature Top Ten

バックナンバー

Nature 創刊150周年記念特集

科学と政治の150年

Nature ダイジェスト 2019年12月号

Nature 創刊からの150年間に研究システムがどのように形作られてきたかを振り返るエッセイシリーズの第一弾として、政府による科学支援のルーツをたどる。

150 years of Nature anniversary articles

Nature ダイジェスト 2019年10月号

Nature の創刊号は、1869年11月に発行されました。Nature の歩みから、科学の発展と、社会における科学の役割の変遷を知ることができます。Nature では創刊150周年を記念し、Nature と研究コミュニティーの過去、現在、未来を俯瞰できる特別記事をご用意しております。その日本語要約をお届けします。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

Nature 著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature
 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature
 “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

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