Nature

Cover Story: カオスから生じる秩序:染色体不安定性の一覧からがんにおけるゲノム変化に関する知見が得られる

Nature 606, 7916 (2022年6月30日)

表紙は、さまざまながん細胞を絵画で表現したものである。染色体不安定性に見られるDNAの大規模な獲得、喪失、再編成は、がんの典型的な特徴だが、こうしたゲノムの多様性の原因と疾患との関連の可能性を解読するための包括的な枠組みはない。今回F MarkowetzとG Macintyreたちは、染色体不安定性の17のシグネチャーの一覧と共にそうした枠組みを提示している。この枠組みは、腫瘍が薬剤にどのように反応する可能性があるか予測するのに用いることができるとともに、将来の治療標的の特定にも役立つ。著者たちは、33種類のがんを代表する7880の腫瘍を調べることで、この一覧を作製した。別の論文ではN Pillayたちが、9873のがんを調べて、染色体不安定性の21の同様なシグネチャーの一覧を作っている。

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Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature
 混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature
 “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

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