Research Press Release
沈み込んだプレートが地球の形に凹みを作る
Nature Geoscience
2010年5月10日
ジオイド(地球が完全に静水で覆われていたときにその表面が作る形)の低い地点は、古代のプレートが沈んだ場所の地球マントル中の異常によって生じる、とNature Geoscience(電子版)に掲載される研究が結論付けている。この発見は、インド洋の海溝、南極のロス海、北東太平洋および西太平洋を含み、太平洋の周囲で発見されたジオイドの低い地点に対して説明を与えている。
S Spasojevicらは、地球マントルの動力学的モデルを用いてジオイドの低い地点に関連したマントル中の地震波速度異常を同定した。彼らは、この異常な速度を、マントル深部に古代のテクトニック・プレートが存在し「スラブの墓場」を作っており、その化学的構造がその上の中部から上部マントルに及ぼす効果が原因とした。
doi:10.1038/ngeo855
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
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