Research Press Release
超音波の求愛の鳴き声に雌のカエルは無反応
Nature Communications
2011年6月15日
カエルの一種Odorrana tormotaの雄は、超音波領域でコミュニケーションを行うことが知られているが、今回、雌は超音波領域に反応しないことが明らかになった。この結果は、超音波聴取能力がコミュニケーションの一様式として雄のカエルにおいてのみ進化したことを示している。研究の詳細は、今週、Nature Communicationsに発表される。J-X Shenらは、雌のO. tormotaに対する雄の求愛の鳴き声を再生して音響実験を行った。雌は、通常の音波領域の鳴き声に反応したが、20 kHzを超える超音波領域の鳴き声には反応しなかった。この結果は、その後の雌の中脳の音声処理中枢からの電気生理学的記録によって確認された。この記録においても、雌は、超音波領域で反応を示さなかったのだ。
doi:10.1038/ncomms1339
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。
注目のハイライト
-
生態学:530万年前のクジラの墓場Nature
-
物理学:JUNOの最初のデータがニュートリノ物理学を前進させるNature
-
気候:人為的な海面上昇が沿岸部の異常気象の発生頻度を高めているNature Climate Change
-
2026 Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
遺伝学:古代のリスの糞から、豊かな先史時代の生態系が明らかにNature Communications
-
医学:減量治療中の筋肉の保護Nature Medicine
