注目の論文
火星の回転する表層殻
Nature Geoscience
2008年12月15日
A rotating surface shell on Mars
火星のタルシス地域における火山活動の移動は、惑星の最外層の剛体殻が内側の層と相対的に回転したことにより生じたらしい、とNature Geoscience(電子版)の研究が示している。この殻が大規模に水平に動いた可能性(単一のテクトニック・プレートと類似したふるまいをする)は、これまで立証されたことはなかった。
S Zhongは三次元数値モデルを用いて、火星が冷えていくことに応答して、火星内部がゆっくりと攪拌する様子をシミュレーションした。その結果は、惑星内部から上昇する高温のプリュームがタルシス地域の最も初期の火山活動をもたらし、同時に最外層の回転の引き金になったことを示唆している。殻が停止しているプリュームに対して南向きに動くにつれて(ろうそくの上の段ボール紙のように)、火山活動の位置を動かしたのである。
この運動は、地球でプリュームの上を動くテクトニック・プレートの動き(ハワイ・ホットスポットなどのように)と似ているが、火星の場合は、惑星内部と相対的に全体として動く単一のプレートのみからできている。
doi: 10.1038/ngeo392
注目の論文
-
1月30日
生態学:スヴァールバル諸島のホッキョクグマは海氷の減少に対して適応しているScientific Reports
-
1月29日
古生物学:中国における種多様性の高い古代の海洋生態系Nature
-
1月28日
考古学:東アジアにおける複合工具製作の最も古い証拠Nature Communications
-
1月27日
天文学:宇宙の暗黒物質の詳細な地図Nature Astronomy
-
1月22日
進化:アファール地方の絶滅したホミニンNature
-
1月22日
考古学:インドネシアで発見された最古の岩絵Nature
