Nature ハイライト

量子物理学: 強い状態を保つスピン–光子結合

Nature 560, 7717

電子スピンはコヒーレンス時間が長いため量子計算に有望なリソースであるが、スピン–スピン相互作用は依然として難しい課題となっている。コヒーレントなスピン–光子相互作用が実現可能ならば、強いスピン–光子結合を実現することによって、マイクロ波光子を介してスピンを長距離エンタングルメントさせることができる可能性がある。今回A Landigたちは、ガリウムヒ素3重量子ドットにおける3電子スピンキュービット(共鳴交換キュービットと呼ばれる)とマイクロ波共振器の単一光子との間のコヒーレントな結合を実証している。この分野の他の取り組みとは異なり、今回の実装は、強磁性導線や微小磁石などの補助的手段に頼っていないので、スピンを用いた量子プロセッサーへの有益な代替手法を探るものである。

Article p.179
doi: 10.1038/s41586-018-0365-y | 日本語要約 | Full Text | PDF

2018年8月9日号の Nature ハイライト

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