Nature ハイライト

がん: 抵抗勢力の溜まり場

Nature 551, 7679

腫瘍は、がん治療の間に薬剤抵抗性となることがある。加えて、いわゆる「persister」細胞、つまり執拗に残存する細胞が生じて、これらがリザーバーを形成し、そこから薬剤抵抗性がん細胞が出現することもあり得る。persister細胞はすでに、一部の薬剤には感受性を示さなくなっている。だが今回、M McManusたちは、persister細胞はある種の間葉系細胞と同じような状態となっていて、そのために脂質ヒドロペルオキシダーゼGPX4の阻害に選択的感受性を示すことを報告している。従ってGPX4を標的とすることは、薬剤抵抗性の防止につながる可能性のある新たな道を開く。

Letter p.247
doi: 10.1038/nature24297 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年11月9日号の Nature ハイライト

プライバシーマーク制度